途切れ途切れにしか声が聞こえない。



「・・・お前を心から想って・・・。俺が・・・やるよ。」



美玖の隣に寝ているのは、桜の新しい彼氏だった。



「ありがとう。莉央ってかっこいいね!」


美玖は・・・笑顔だった。



なんだろう?この黒いような、重いような感じの気持ちは。



莉央っていう桜の彼氏の隣で、幸せそうに笑う美玖の顔が、俺の心をさらにぎゅっと締め付ける。