「はぁ・・・やっぱりダメなのかな・・・?」


あたしはため息を付き、冷たいコンクリートに寝転んだ。


淡いオレンジの空に映るのは、二本の交差する飛行機雲・・・。



あぁ・・また泣きたくなってきた。



「そんなことねぇよ。」


低く、透き通る声。


その声はあたしの隣に寝転んだ。


「り、お??」



この声が慶吾さんに似てると思ったのは、あたしが慶吾さんを求めてるから・・・?