――美玖Side


「あなたは慶吾さんの何なんですか?」


「モトカノ。」


そういうと、桜さんはどこかへ行ってしまった。甘い蜜を漂わせて・・・。



「幼なじみじゃないじゃん・・・。」



嘘をついたんだ・・・。正直に言ってくれたほうが、まだ良かったのに。



慶吾さんなんか・・慶吾さんなんか・・・



「大ッ嫌いだぁあーーーー!!」