屋上には一応着いたけど、めっちゃ寒い!



なんてったってもう10月の後半だし。そんなの当たり前か・・・。



「こっちこいよ。」



慶吾さんが手招きをする。
あたしは素直に慶吾さんに従った。



「・・・冷たいね。」



コンクリートの冷たさが、身体に伝わってくる。



「あたりまえだろ。もう秋だぞ?お前はバカか??」



くっ、いくら期間限定だって、あたしは彼女なんだよ?そんな言い方しなくたっていいじゃん・・。



フワッ。