数分後、慶吾さんは両手をポップコーンやジュースでいっぱいにして帰ってきた。



「ほら、美玖はアイスココアでいいよな?」



渡されたカップを手にすると、ひんやりとしたものが伝わってくる。




「・・・ありがとう。」



照れたように、ふいと顔を背ける彼。



「くすっ。」


・・・かわいいなぁ・・。