「……取り込み中でしたか...」


「左之、お前は…はぁー」


呆れてものも言えないというような土方と、まずいと思ったのか顔をしかめている左之さん。


そんな二人の間に流れる沈黙と変な空気のなかで私は鴨の無事に安堵していた。


「土方…」


ドタドタドタッ


「大里!」


今度は私の言葉が足音と言葉でかき消された。


部屋に入ってきた鴨によって...