「ここは?」 総司と平助、新八と原田が廊下で話している一方で総司の部屋では事が進んでいた。 ゆっくり起き上がった私は回りを見渡す。 襖... 布団... たたみ... ここどこだろ… 「あ、目が覚めたんだ」 ビクッ 突然掛けられた声 その声に驚きながら顔をあげる 「あの…、ここは何処ですか?」 襖に凭れるように立っている人 つまり、私に声を掛けてきた人に恐る恐る尋ねた。