ハハッ
力士がいなくなると同時に響いた笑い声...
なんで笑ってるのか分からない私は首を傾げながらその光景を見ていた。
そんな私を見かねてか、沖田が笑いながらだけど説明してくれた。
「千蒼ちゃんってさ、心の中で思ってることほとんど口に出してるんですよ。
力士相手に低い殺気混じりの声で喧嘩売ったかと思えば、次の瞬間ため息混じりの声で...」
言い終わった後、また思い出したのか笑い始める沖田。
あー、なるほどね。
つまりギャップがありすぎて笑ってるってことか。
なんて、思いながらいつまでも笑ってる沖田にムカついて
「いつまで笑ってるつもりですか?
そろそろ苛つくので、やめてもらえますか。」
分かった、分かったと言いながらも笑い続ける
「沖田、あんたこれ要らないの?
私切れたら何するか分かんないよ。」
沖田の刀を指差しす。
その後に指を橋の下に向ける...