「お前は、何を思う。
この時代を生きる者に
お前は、何を願う
この時代を生きる者に
お前は、何を考える
この時代を生きる者を
何を思い、何を願い、何を考え、俺に問う。
この問いにお前が答えたなら、俺も答えよう」
真っ直ぐ見詰められる目はやっぱりどこか悲しくて、でも強く真っ直ぐだった。
どこか沖田に似てる気がした。
「その答えは...
今は答えられません。
ですが、時が来たら必ず…」
「そうか。
お前名はなんと言う?」
「大里千蒼」
千蒼か
と、芹沢鴨さんは小さい声で呟いてから
「覚えておく。
千蒼暗くならんうちにかえれ」