「芹沢鴨さん
あなたは強いです。
でも、それ以上に悲しい人ですね。
この時代は人を殺すことも、殺される事を当たり前に起こりえます。
それをいけないと言っても人は聞く耳を持たないでしょう。
聞く耳を持ったとしても数人...
こんな時代だから
こんな時代に生きてるからそうなる。
そうしないと自分が生きれないから、大切な人を守れないから。
あなたはこの時代をどう考えて。
どうしようとしているのですか?
匿ってくれてありがとうございました。
失礼します」
頭をさげ、その場を去ろうとした私の腕を芹沢鴨さんが掴んだ。