なに今の顔...
「え、ちょ千蒼!?」
気が付いたら駆け出していた。
なんで?
そんなのことわからないけど、土方の部屋にあれ以上いたくなかったから。
「千蒼ちゃん?
どこ行く気ですか?」
前から歩いて来た沖田
どこ?
そんなことわからない。
だけど、とにかく土方の部屋から離れたかっただけだ。
私は沖田の隣を何も言わずに通り過ぎようとした
「どこ行く気」
けど、それは出来なくて
私の腕をしっかりと総司に掴まれてしまったから
「離してください」
「無理です」
このままだったららちがあかない
そう直感的に分かった。
「離せっ」
分かったけど、無理やほどけるはずがないことは分かっていたから口で言うしかなかった。