「土方さん、ちょっといいですか?」
「入れ」
襖があいて入ってきたのは平助と総司だった。
「なんのようだ」
「…あの子なんであんなところで寝てるんです?」
総司が部屋の隅で寝てる大里を見て言う
「知らん。
本人が勝手にあそこで寝てるんだ」
「そうですか。
それよりあの子どうするつもりですか?」
こいつ、寝てる場所なんて興味なかっただろ…
あっさり話切り替えやがって。
「わからねぇーが、暫くは様子見って所だろ。
勝手に死んで貰っても困るしな」
「斬るなら僕に言ってくださいね」
「俺にもな!
ちびって言われたのは許せねぇ…」
「それも口に出してましたか。
寒かったのではなく、怒りをがまんしてたのですね。納得しました。
その節はすみません、藤堂平助さん…」
!?