「着替えましたよ」


着物と思っていたのは袴だったみたいで、それを着ている。


「とりあえずお前にはここにいてもらうが、ここは女性禁制ってなってる。
だからお前には男装してもらうことになる。」


「わかりました」


とりあえずおろしてる茶色がかった長い髪を1つに結ぶ。


「もう今日は遅いから寝ろ。
布団はそれを使えばいいから」


土方歳三さんが指差した所にある布団をしく


その布団には入らず、部屋の隅で壁に凭れて座った。


「………なんでそこに座る?」


「布団が1つしかないので、土方歳三さんが寝るには私がここで寝る方がいいかなと思いまして」


ハァー。


大袈裟にため息をついた土方歳三さん。