巡回を終え屯所に戻って来た総司の目に飛び込んで来たのは、屯所の入口に群がる隊士達だった


「何してるのかな?」


めんどくさいけど、ここにいられても邪魔だから渋々声をかける。


「あっ、沖田隊長。
巡回ご苦労様でした。

実はですね。
この者が倒れておりまして…」


1人の隊士の言葉に群がっていた隊士達が半分に別れた。


隊士達の視線の先には、まだ18、7の娘が倒れているの。


めんどくさいけど…


ヨッと。


倒れていた娘を抱え土方さんの部屋に向かった