「ねぇ、君今僕が弱いって言った?」


……とりあえずその殺気をしまって頂きたい


今この部屋に居る人全員の顔が引き吊っていると思う。


「えっと…
とりあえず土方歳三さん、刀を納めて貰いませんか?
今の状態で沖田総司さんが短剣を振るってきたら私何も出来ませんので…」


「あ、あぁ」


自由になった両手、というより刀を沖田総司さんに向ける。


「あの、沖田総司さん。
出来ればその殺気を納めて貰いたいんですが…」


「僕はね、この新撰組で近藤さんを守るために強くなったんですよ。
そんな僕を弱いと言うのですか?」


無視ですか…


部屋に居る人を見回す。


たしか、沖田総司さんは新撰組で1.2を争う剣客で、その1.2を争っていた人は確か...


「斎藤一さんっていますか?
いましたら沖田総司さんを止めて頂きたいんですが......」