「おい、新撰組が来たぞ」
「総司~、今日は何して遊ぶ?」
浅葱色の羽織に身を包み
誠の旗を掲げ、新撰組と名を響かせ歩く
総司に駆け寄ってくる小さい子供と、その親。
「こら、智里ちゃん
沖田さんは今お仕事だからまた後にしなさい」
「えー、総司と遊ぶ~!」
駄々をこねてる少女の頭をそっと撫でる。
「仕事終わったら迎えに来るから、
それまでに何するか考えといて」
そういって笑う。
それだけで、少女は駄々をこねるのをやめて、眩しいくらいの笑顔を総司に向けた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…