「確かにそれで平和になるかもしれない。
それでも、鴨が死んだらいみがないよ。それじゃあなんの解決にもならない」


悲しい....


苦しい....


鴨は死を受け入れる強さがある、でもその強さは余りにも悲しかった。


「だが、時代を変えるには犠牲がつきものだ。
千蒼お前の考えは甘すぎる、もっと現実をみるんだ。死を拒むばかりでは時代は変わらん」


時代は変わらない...?


私はなんにも出来ないの?


なんて、無力な存在なんだろう


「………来る」


鴨の独り言の後、


襖があいて抜刀しし土方、総司が入ってきた。