「一、私を仲間に入れてくれてありがとう
いきる意味を教えてくれた壬生浪士組には感謝してる。
ありがとう、そして恩を仇で返す私を許して欲しい。

全てが終わったら皆に伝えといて。
ほんとに楽しかった。
ありがとう、そしてごめんなさい...と」


シュッ

言葉を言い切った後は、正直一瞬だった。


私の言葉に耳を傾けていた一にあった僅かなすきを私がつき、気絶させた。


「...なんでだ、なんで今さら俺を一と呼ぶ?」


気を失う直前、最後に一はそう言った。


「そんなの、もう呼べなくなるからだよ...」


聴こえてないけど、それだけ答え鴨の部屋に向かった。