迎えた、鴨暗殺の日...
暗殺の事を知った日から今日まで、私は普通に隊務をこなした。
極力人と関わらないようにしながら...
沖田と斎藤さんが復帰したことで、1番隊と三番隊はそれぞれ単独巡回をするようになった。
巡回中、何度も何かを言おうとする沖田だったけど、結局なにも言わず今日を迎えた。
土方とはあれから話していない。
同室だけど、忙しいのか土方は近藤さんの部屋に入り浸り状態で、私が眠る頃に戻ってき、起きる頃にはもういないというすれ違いな生活を送っていた。
私からすれば、顔を合わせなくていいからありがたいんだけど、敵になる前に少し話していたいという思いもあった。
そんなことを、夕方の巡回中に考えていた。