「生きるのが恐いから...」


すごく小さい声で言った。


その声を鴨はちゃんと聴いてくれていて


「誰のがそんなこと思ってる。
生きて人を傷つけてしまうことは誰にでもある
そこで逃げるのは、単にお前が弱いからだ。
弱いから逃げようとする。

強い人間になれ!
強い人間になり、傷つけてしまった人を今度は守ってみろ。
それが、人を傷つけてしまったお前がしなければいけないことだ。

それをするまで俺はお前を死なせない。」


鴨は私の心のなかを読んでるかのように私が抱えていた闇に光をくれた。


鴨...


今度は私があなたを守るから