りくはびっくりしてた。 「あ、ごめん…」 あたしは慌てて謝った。 「どうしたの?」 と、りくが聞いた。 「元カレにも、ネックレスもらったことがあって…捨てちゃったけど」 「ふぅん」 気まずい空気が流れる。 「あ、ごめん…こんな話。つい、思い出しちゃって。りくからのは、つけるから」 そう言ってあたしは、りくの手にあるネックレスを取ろうとした、その時、 「あげるけど、つけないで」 と、りくは言った。