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私は急いで来た道を戻ろうと正門に向かって走っていた。
正門に近い校舎を出た時に、ある三人組の一人にぶつかった。


   ドンッ


「あっ!!!大丈夫??」
私がぶつかった童顔少年は心配そうに可愛い目で私を見る。

「大丈夫。」
私は気持ちを悟られないように静かに言った。
ふと、童顔少年の右隣の男子に目をやると私が探してた髪飾りを持ってた。


「それ、私のやつ。...どうして貴方が持ってるの?まぁいいや、返して。
大事なやつだから。」
私はそっけなく言った。

「これ、お前のか。てか、お前ここの生徒か??」
と髪飾りを持ってた男子が言った。
それに付け加えるように
「うちら、転校生やねん。でも職員室がわからへんの...。だから貴女に教えてもらいたいんやけど。」と童顔少年の左隣にいた可愛い少女