私はトイレに行こうと、席を立って長い廊下を 歩いてった。 やっと角にきた時、私の前には 隼人くんが立っていた。 二人で長い沈黙が 続く。 私はその空気に 絶えられなくなって、 走って 逃げ出した。
はぁ……びっくりした。 私の心臓が 飛び出しそうに なっていた。 後ろを振り向くと隼人くんは もう いなかった。