「じゃあ戻ろっか。」

舞稀は凛の手をとり部屋へ進む。

そして扉をあけて、先に凛を部屋へと入れる。

その瞬間……

パーンッ、パーンッ

クラッカーの音がなる。
舞稀も凛の後ろからならす。

「え??」

きょとん、としている凛に向けて

「「「誕生日おめでとうっ!!」」」

舞稀達は3人で声をそろえて言う。
部屋の中へ入るとまだ暗い部屋に1ヶ所だけ明かりの灯る場所があった。

それはロウソクの乗ったケーキだった。
そこには“凛♡お誕生日おめでとう”と書かれたプレートが乗っていた。