「ま、まじで?」


龍斗は、驚いていた。


「うん。」

「じゃぁ、俺の彼女になってくれますか?」


龍斗は、照れくさそうに言った。


「もちろん。よろしくおねがいします。」



2人で桜を見上げた。
出会った時よりも桜は少なくなっていた。

でも、たくさんの花びらが舞っているその様子は、満開と同じくらいにとてもきれいだった。