凛は、また泣き始めてしまった。
だから、舞稀は凛を優しく抱きしめた。

「凛のせいじゃないよ。辛かったねぇ。でも、凛には舞稀が龍斗が恭が、ついてるからね。」


舞稀は、そう言って凛の背中をさすった。


「舞稀…。ありが…ウッ…と…う」

「凛、今日は帰ったら?帰ってよく休んで」

「うん。そ、うする。」