~♪


無機質なメールを受信する音で目が覚めた。

目を開けたついでに時間を確認する。

――6時。

その数字に首を傾げる。


ん?

朝の?

夜の?


コンタクトの入っていないぼやけた視界で目をしかめて確認すると、しっかり画面にPMと映し出されていた。

でも日付は出張から帰ってきた、次の日。


あれ?

どうゆうこと?

確か寝たのは、帰ってきてすぐだから夕方の6時頃だったはず……。

え、でも、今も同じ6時。

それでも、日にちは一日過ぎている。


なかなか回らない頭で考えを巡らせる。

それでも、ようやく導き出した答えに内心驚いた。