「おーい。どーした?」
彼が息を切らしながら、不思議な顔で覗いてきた。
…!!!
イケメンだ…
「おい!顔赤いぞ!」
「あっ…あ、すいません!」
「なんで謝ってんだよ」
そう言いながら1人で笑っている。
あたしはていうと怖くて、動けない。
「お前ずっと見てたけど、何か俺に付いてたか?」
「い、いいえ」
「んなら何で見てたんだよ!」
ちょっと怒鳴られた感じで、怖くてからだがピクッとはねた。
「す、すいません…何か、見とれちゃいまして…」
「俺にか?」
笑われながら質問された。
「え、あ、はい!」
「っしょうがねーか。こんな俺に惚れたとはいい目してるじゃねーか。ってことで、俺は行くわ。じゃっ」
「あ、はい」
そう言うと彼は去っていった。
彼はすごくイケメンで芸能人並の顔をしている。大きな目、綺麗な鼻筋、キャラい髪型。これが世間でいうイケメン。って感じの顔立ちだった。
あたしはそんな彼に恋をしていた…