でも、話してる間にその場所に着いたらしい



「降りよっか」



ドアを開けると、家の近くじゃありえないような新鮮な気持ちいい空気があたしを包んだ



「ちょーいい感じ」



あたしと太輔は手をつなぎながら歩き始めた



その場所は、ずっと樹が並んでて家なんて一つもない



空気がおいしかった