彼の胸の中で、私の体温が

一気に上昇しているのを自分でも感じる。



熱い。




それは私の顔でもあり、




彼の胸の中もだった。










その胸から、波のような鼓動。





ドクン、ドクンと。





力強く、しっかりとなっている。



でも、彼のは少し早いような気がする。


それは私も同じで。





そうか、と関心してしまう。




彼も私と同じ、大好きな人と接しているんだ、と。