そんな私は彼にどんな風に見えたのだろう。



根暗、だろうか。

ネガティブ、だろうか。

マイナス、だろうか。



負の方向へと動き続ける私の思考回路。



でも、それを止めてくれたのも、


やっぱり彼でした。







「寒いのなら」





フワッ



温かい。




この体温を、私は知ってる。




さっきまで私の冷たい手を握ってくれていた、

彼の温かい手。


それと同じ温かさ。






私は今。




大好きな人の胸の中にいます。