お母さんの友達とは、学校で大評判のイケメン先輩のお母さんだったのだ。その事を私は、後に知ることになる。
「急なんだけど出発が明日なの」
3ヶ月という長い時間私は1人で過ごすのか。神様どうか1人にしないで。
「そんなの聞いてないよぉ~」
そして翌日。お母さんが出発する日。
ピーンポーン♪
「お邪魔しまーす!」 「お邪魔っす」
えっ?男の人?
一緒に行くのかな?
「なつきには言ってなかったけど3ヶ月間このかたと過ごしてね」
いきなりのお母さんの発言。タクシーが来てお母さんたちは行ってしまった。
「もしかして学校で大評判の秋田先輩ですか?」
思いきって聞いてみた。
「ただ女子が騒いでるだけ」
あっ!そぅか。でも、3ヶ月先輩と過ごすのか。
「お前案外かわいいな。俺のタイプ」えっっっっ!?