みんな、どんな格好をして行くのだろう。


一応不良ではなかった私はそのあたりのことは、よくわからない。

とりあえず、紫のキャミソールのミニワンピにカーディガンを羽織った。


気がつくと、もう約束の時間の5分前だった。


「そろそろいかなくちゃ。」


「ちょっと出掛けてくるね。」


「どこへ?」


「友達んとこ!」


「了解いたしました。お気を付けて。」


「行ってきます。」