その瞬間、私は力が抜けて、その場にた倒れこんだ。




「陽菜!」




その瞬間、あいつが駆け寄ってきた。





「おい!大丈夫か? 」





そう言われて、上着をかけられたが、それを無視するようにわたしは緒形蓮に抱きついた。





「こわかったよぉぉ」





そう言って私は大泣きした。





「もう大丈夫だ。」




そう言って、緒形蓮は私の頭を撫でた。




私はコクンと頷くことしかできなかった。