こんにちは。
私は、東條陽菜。

どこにでもいる高校二年生。


…………とは少し違い、家は東條財閥という世界でも有名な財閥で、私はその跡取りだったりする。


でもこの事は隠してて、私の親も高校出るまでは成績を保っていれば、自由にしていいと言っているので、ごく普通の公立高校に通っている。


「お嬢様、朝食の準備が整いました。」


「はーい」


この人は、私のお世話役?の新嶋。
子供の頃からずっと私のお世話役だ。


そんなことをしているうちに、ふと時計を見ると、短針は8を示している。


「やっばい!遅刻だ!」


ドタドタドタ


「お嬢様、朝食……」


「ごめん、いらない、行ってきます!」



「あっ!いってらっしゃいませ!」