そして、ついに
あたし達は真也くん達
の輪の中に潜りこんで
しまいました





さやがいきなり
お姉さんみたいな顔を
して真也をじっと見つめた




ちょっ………
さや何やってんのよ!!



あたしはさやのスカートを掴んで心配そうにさやを
見ていた




「何だ何だぁー?」


その中にいた男子の一人がニヤニヤしながらこっちに顔を近づけてきた!!





「あのさ!うちの隣にいる子がさあんたのアド知りたいだってさ!」


とさやがあたしをゆび指しながら真也くんに言った





やぁーーー



どーしよー





心臓相当やばい!!
寿命が縮まるよー









「いいよ!」


とまあーあっけない答えかかえってきた











ふー………………

なんかドキドキして
損したし




嬉しいはずが
あたしはちょっと
落ち込んでしまった









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