「 君を想う

今日も明日もいつまでも―…… 」



今日もよかったなーなんて余韻に浸るのが俺の日課。
だけど今日は違った。


「響歌――ッ!よかった、見つかったぁ!…もう、今日こそは一緒に帰るって約束したでしょ」

きょうか…?
疑問が浮かんだ俺の耳に届いた声は、


「えっ、そうだっけ?ごめん!」


あの透き通った声だった。