か、かっこいい…

私が15年間生きてきた中で1番かっこいい…


美少年が心配そうな顔で私の事を見下ろしている。


ぼーっとしているとあることに気付く。


「は!私遅刻しちゃう!」

慌ててカバンから出て散らばっている物をカバンに詰め、美少年にお辞儀をして走り出そうとした。


だが痛みが走り走れる状態ではなかった。