「いや、言いふらしたいって訳じゃあないけど…梓には言いたいかな☆」
美愛は明るく答えてくれた。
良かった。
「梓には言っていいよ。あと、俺も彼女居るか聞かれたら言っていいか?」
「うん‼じゃあ、私も聞かれたら言うよ‼」
そうこう言ってるうちに美愛の教室に着いた。
「じゃあね‼」
美愛はそう言った。
俺は小さく手を振って、その場を後にした。