入学式なんて、今から1年くらい前じゃんかっ‼陸斗って案外一途なのかも…///
「どうして…」
思わずこぼれてしまった心の声。
あっと思わず口を抑える。
「いいよ、全然。」
あ、ありがとうございますぅぅぅ。
やっぱり優しいなー、陸斗って。
「俺ね…」
陸斗が話してくれた。
「美愛がよく屋上に行くって、梓に聞いたんだ。」
「え?梓と知り合いだったの?」
頭の上にはてなマークをいっぱい浮かべる私に、陸斗は笑いながら答えてくれた。
「あのね、お前に会いたかったんだ。話した事もなかったから。それでいつも遠くから見てた。梓と仲良さそうだったから、声をかけたんだ。最初は答えてくれなかった。だけど、俺が美愛のこと好きだって行ったら、すんなり教えてくれてさ///」
あぁ、そんなに私の事思ってくれてたんだね。こんなに私の事思ってくれて人なんて、陸斗が初めてかも。