―そして、放課後・・・。


美羽は教室に1人でいた。

「あぁ・・・。補習とか最悪じゃん。」


時刻は5時になっていた。

誰もいない教室。あたりはシーンとしていた。



「ダンッ!!!」


この音は2階の廊下と美羽がいる教室に響き渡った。


何が起きたのか、美羽は廊下に出てみた。



「イッテ~。」

どうやら見てみるところ、階段から落ちてしまったらしい。


「あ・・・あの、大丈夫ですか?保健室、いきます?」


「あぁ・・・。おまえ、北河じゃん。メルアド交換してくれよ。」


(・・・っは?なんで?っていうか、なんであたしのこと知ってんの?)


「たのむよぉ~。この通りだ、たのむっ!!」


美羽は仕方なく、メルアドを交換した。