「圭君おまたせー!!」
バンッ!!と勢いよくドアを開けて彼氏の藤井圭太こと圭君に抱きついた。
「唯は今日も可愛いなー」
ビックリしながらもハハッと笑いながら私の頭を撫でてくれる圭君。
あ、ちなみに、私の名前は坂本唯。
圭君も私も高校2年生。
まだ付き合って半年。
告白は私から。
回想をしながらほんわかした空気の中先に口を開いた圭君。
「遅刻するし、そろそろ行こうか」
そう言いながら私の手を引っ張る。
少し強引な所にキュンっとする。