タイツに包まれた軟らかい太ももは、
椅子の上で餅状に潰れている。

決してデブでは、ない。
けど、どうも野暮ったい。


目の前の菅谷 遥は華奢で、
華やかだ。

硬水の入った重いペットボトルを直接飲む。
そして、睫毛エクステの映える大きな瞳で、リーダーを睨む。


「いつ電話鳴るんすかー」「そのうち」