頬を大きな粒が伝った…………






バンッ!!





いきなり大きな音がした。

祥も驚いたのか、一緒にその方向に視線を送った。



「!!…っ……」



「……ら、く…ん」



音のした方を見ると、わたしが待ちわびていた人物が立っていた。


わたしと、祥に目を向け見開きながら………



「ちっ…あと少しだったのに」



と、言いながら祥は、わたしから離れて自分のモノをズボンの中に閉まった。


わたしもそうしたいけど………まだ体が言うことを聞かない。




「てめぇ……」



静かに呟いた煌くんは、祥を思いきり殴った。


鈍い音が、部屋の中に響いた。



「ってぇな……」



祥は、倒れ込んだけどまた立ち上がり、煌くんに視線を向けた。




「ははっ……相当切れてんな~。
俺はお前のその顔が見たかったんだよ。やっぱり、正解だったろ?愛依ちゃん?」




と、笑いながら言った。