「お前……ほんとに今さらだな……
もう最後まできてんだよ。諦めろ」
それでも頭を横にふるわたし。
「はぁ………仕方ないか……」
そう言うと、わたしから体を離した祥。
ベッドから降りて、何かをしていた。
カチャカチャと音がしたあと、また、私の傍に戻ってきた。
そして、またさっきの体制に戻る。
何をしたの……?
と、気が抜けている瞬間を見計らい、また、キスをされた。
「っ………!?」
さっきまでのキスと違う………だって……液体を口に流し込まれたから………
吐き出そうさとしても、祥に唇を塞がれているため、それが出来ない。
わたしは、口に含んでいる事が出来ず、ごくりと飲み込んだ。
それを確認した祥は、唇を離した。
「今の……何?」
「しばらくしたらわかる」
そう言って、また体に触れてきた。