「なんだ?もう諦めたのか?」



「…………」




わたしは、なにも答えなかった。

また、あそこに戻る事が出来るなら……それでいい………体は……どうなってもいいや………




「そうか…なら、遠慮なく」




わたしの考えを読み取ったので、祥は、またキスをしてきた。
その時、同時に……下の下着の中に手を入れ、触れてきた。




もう……されるがままだ。

わたしの初めて……この人になるのかな………
と、ふと、そんなことを考えた。


初めてがこんな形って……わたしってつくづく運が悪いな………



呑気に思っていると、次第に激しくなる動き。



「………っ……」



こういう時、気持ちは着いていかないのに……何で体は素直なんだろう………


自分でも、濡れてきたのがわかった。