祥は、無理矢理唇を塞いだ。
その間に、シャツの中に手を入れられ……ブラ越しに胸を触られた。
何で……わたしが………
いやだ……いやだ……
頬からは、次第に涙が伝う。
それとはお構いなしに、祥は、手を進めて行く。
それと一緒に、唇も次第に降りていく。
もう、声すら出なかった……
祥が誰かと重なり、頭も痛くなる。
多分……この前の男たち……
「さっきの勢いは、どこに行ったんだ?
怖くて声も出ないんだろ?」
ざまーみろ、とでも言いたそうな顔。
もう………どうでもいいよ……
どうせ、この前も男に触られた体だ。
最後までは、してないけど………だけど、汚れたことには代わりない。
だから、もう……いいよ……好きにして………
そう、思った瞬間、体がフッと軽くなった。