わたしは、いつの間にか震えていたみたいだ。
でも、涙は止まっていた。



「お、その顔……いいね~♪」



ベッドの横まで来た男は、顔を近づけて……わたしの頬に軽く口づけた。



「な、何して……」



驚いて声が出ない。



「何って……キス。
俺、あんたみたいな女、大好物なんだわ」



と、わたしの上に覆い被さって来て……今度は、唇を奪われた。




「………っ……~~っゃ」



抵抗しようと声を出そうとすると、その隙をみて、開いた口に舌を入れられた。



無理矢理口内を犯される。



「っ……や…~……っふ」




手で男の胸を必死で押すけど、起きたばかりで力が入らず、びくともしない。





「お前のキス、やっぱいいな」



しばらく犯され、唇を離されたときに言われた。
無理矢理しといて……




「お前って……もしかして翠姫?」