なんとか3人は、倒した。
だけど……あと一人……




「ふっ……ゃ……」




たまに聞こえる愛依ちゃんの声。
嫌でも耳に入ってくる。




「もう、諦めたらどうだ?
総長は、お取り込み中なんだから」



そんなこと……出来ない……
だって…愛依ちゃんは、僕達の……



そこで、僕は……膝を着いた。

だめだ、立て……立つんだ……
体に言い聞かせるけど、言うことを聞かない。



「は、もう無理なんじゃねぇか。
これで終わりだな」



次の瞬間、パイプで思いきり体を殴られ、意識を手放した。




ごめん……愛依ちゃん……
ごめん……