頭の中では今までのことが昨日のように流れてるよ。

アナタの前では強く優しくいたかった。守られるばかりじゃなくアナタを守る強さが欲しかった。
辛いとき、悲しいとき、私はいつもアナタに頼ってばっかりだった。
私はアナタを守ることが出来てた?
アナタを支えることが出来てた?

負けず嫌いのアナタと私はくだらないことでよくケンカになったよね。
お互い譲らないから最後は意地の張り合いになったっけ。
ケンカの最中は目も合わせない、他人行儀で。
今では思い出すと笑いが出てくるよ。
最後は寂しさに耐えられずに私が折れたっけ。
仲直りした後はいつも思うの。強がる芝居なんかしないで、もっと早くにあなたに近付けば良かったって。
でも、気づいてたよ。
ケンカしてて目も合わなくても、アナタの背中はいつも私を受け入れる準備してたよね。

何でだろう。言いたいことはたくさんあるのに、最後の最後まで素直になれないよ。